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アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
野口 悠紀雄
新潮社 刊
発売日 2009-04-25



大いに学び、考えさせられた 2009-06-09
カリフォルニアにおけるゴールドラッシュとIT産業の発展をパラレルさせて、そこに何が共通していて、そこから日本は何を学べるかという趣の本。私自身がITに関わっているので、この話題については目新しさを感じなかったが、その他の点については大いに学び、考えさせられた。ゴールドラッシュの各種逸話とスタンフォード大学の設立、歴史は特に興味深く読んだ。


「過去にしがみついてはいけない」そして「未来を切り開くのは個人の力」というのが、ゴールドラッシュとシリコンバレーから共通して得られる教訓ということになるだろうか。日本において、経済が低迷したのも新産業が誕生しないのも政府の責任で、何かをすべきは政府だと考える他者依存の姿勢が蔓延していて、そういう姿勢を修正せずに(「自らで切り開く」という精神なしに)、あちこちにインキュベーションセンターを作ったり、日本版シリコンバレーを作ろうという掛け声を上げたりしても無意味だとする著者の意見には大いに納得した。


アメリカで大型コンピュータの時代も電話の時代も終焉し、著者がはっきり言ったように自動車産業も09年に終焉が始まった。繊維、家電、鉄鋼、造船などの製造業が既にアメリカから消滅したが、それはアメリカの没落ではなく産業構造が柔軟に変化しただけのこと、とする著者の意見には賛成するものの、それで本当にいいのかという疑問も持った。自動車産業が消滅し、航空宇宙産業もいずれ消滅し、それで国の基盤を維持できるのだろうか、例えば造船と航空宇宙産業が消滅して、NASAや軍は必要とされる技術レベルを維持できるのだろうか? アメリカ軍に世界の警察を続けて欲しいと思っている訳ではないが、ほとんどの産業が消滅済で、数少ない産業が世界のトップを走っている産業構造がアメリカ国民をハッピーにしているのかどうか日々疑問に思うこともあるので、このあたりは著者の次回作にぜひ期待したいところ。







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