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冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 日経ビジネス人文庫 (日経ビジネス人文庫)冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 日経ビジネス人文庫 (日経ビジネス人文庫)
ジム・ロジャーズ
日本経済新聞社 刊
発売日 2004-03-02



旅と知性について考えさせられる本 2008-12-17
私はバイク乗りだが、なぜかバイク旅行記というジャンルが苦手である。あるものは、原付でアジア横断にチャレンジ!など、妙にチャレンジングなだけが売りであったり、またあるものは旅先で温泉に入って食事している写真を紹介していくだけであったり。そう、極端に青臭いかオヤジ臭いかのどちらなのだ。しかしそんな先入観を覆す素晴らしいバイク旅行記に出会えた。それが本書だ。


本書は、かつてジョージ・ソロスの片腕としてヘッジファンドの運用で辣腕を振るい、巨額の富を築いた投資家ジム・ロジャーズが、恋人と共にBMWのバイクで世界中を旅するというもの。旅はイギリスをスタートし、ヨーロッパ〜アフリカ〜アジア〜南米〜北米と世界を一周する。この途中日本にも立ち寄っている。外国人の目から見たバブルまっただ中の日本の描写、新鮮だ。


凡百のバイク旅行家と違うのは、彼が極めて鋭い目を持った投資家であるということ。旅先の国で得た印象に基づき、将来性が見込め、かつまだ投資が進んでいない国であると判断すると、金融機関に出向いて口座を開いたり、アメリカ本国の自分の会社に指事を出して、自らその国に投資をしてしまうのだ。また逆にその国の将来性が危ういと感じた場合は潔く旅先で資金の引き上げの指事を出す。バイク旅行=貧乏旅行、のイメージが強かった私にとって、この金持ちならではの旅行スタイルは痛快だった。彼にとって旅行とは、ただの遊びではなく、男としての生き様をかけた、自らの生業の一環なのだ。


旅というのは、何かしらの判断基準を持って行うことで、より実りあるものになる、と私は思う。それは歴史の知識だったり、食事であったり、美術への関心であったりと様々だが、この本はそんなところに、この国は投資に適するか、という判断という新たな視点があることを教えてくれた。もちろん片や世界最高レベルの投資家、片や一介の旅行者に過ぎないので、見る目は全く及ばないのだが、私の旅行のスタイルにもささやかながら影響を与えてくれた本と言っても過言ではない。


本書は日経ビジネス文庫から出ている。そのためビジネス・投資の本のくくりになるようだが、それだけに留まらず、旅ということの楽しさ、旅先での知性の働かせ方を教えてくれる、とても素晴らしい本である。ただ邦訳の際、バイク関係の文章が大幅に削除されてしまったのが残念だ。ビジネス書の範疇におさめるため仕方ない事だったのだろうが、この点、バイク旅行記としてのよさが削がれてしまっているので、減点して4点。全部を通して読むために、いずれは原書にチャレンジしてみようと思う。


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